初登板で甲子園の洗礼を受けた。花巻東の2番手西舘は大阪桐蔭の猛攻の前に2回0/3を6安打7失点(自責点5)で降板。「どこに投げても打たれる恐怖感があった」。181センチの右腕は背中を丸めた。
 甲子園入り後、腰を痛めたこともあり、直球は130キロ台中盤で本来の伸びを欠いた。甘い球を確実に仕留め、厳しいコースはうまく当てて野手の間に落とす相手打線に「マウンドでどうしたらいいか、分からなくなった」。試合後、先発田中と同じ言葉を口にした。
 大会の注目選手として挙げられ「名前が独り歩きしていた」(佐々木監督)。菊池(西武)、大谷(米大リーグ、エンゼルス)らが背負った17番を付けて臨んだが実績を残すことなく終わった。「自分の力が分かった。一から見直したい」。まだ2年生。成長する時間はたっぷり残っている。