前節磐田戦で決勝点を決めたMF奥埜が充実した表情で語った。「なおさんとのタイミングが合っている。互いのワンタッチ、ツータッチから守備を崩したい」。前節同様、FW石原との息の合った連係から、2015年6月以来のリーグ戦2戦連続ゴールを狙う。
 9日の紅白戦。主力組のシャドーストライカーを務めた奥埜は、ワントップの石原がボールを受けるとすぐに、守備の裏へ駆け出した。動きに迷いがない。「(石原との)距離感がいい。よく見てくれている」。磐田戦では、ゴール前からの石原のパスを直接蹴り、ゴールした。連係の手応えは日ごとに高まっている。
 立ちはだかるのが、昨季まで共にプレーした神戸のセンターバック渡部。186センチの長身を生かし、空中戦ではリーグ屈指の強さを誇る。
 9日は、両サイドからの低くて速いクロスの攻撃練習に時間を割いた。奥埜は「(渡部に)高さでは勝てないが、有効なパスで陥れたい」とアイデアを練る。
 「戦う姿で、少しでも震災のつらさを忘れてほしい。プレーで勇気を届けたい」。過去最高の2位となった12年以来の開幕3連勝で、被災地に歓喜をもたらす決意だ。(狭間優作)