今季オーストラリアのシドニーFCから完全移籍で仙台入りしたフォードが、ホームデビューを飾った。90分間フル出場し、決勝点を演出。昨年のアジアサッカー連盟(AFC)女子年間最優秀選手は「サポーターの応援が力になった。結果として勝てて良かった」とほっとした表情を見せた。
 0-0の前半19分、会場がどよめいた。最終ラインの万屋が前方にボールを蹴った瞬間、一気に左サイドの裏へ抜け出した。快足ドリブルでエリア内に進入し、中央の安本へパス。GKがはじいたシュートのこぼれ球を中野が決めた。
 「自分で終わる(シュートを放つ)選択肢もあったが、(安本が)横にいるのが見えた」。周囲を冷静に観察する視野の広さは、さすがというほかない。
 一方、「ふかしてしまい残念」と声を落とすのは後半34分の場面。ゴール前でフリーで受けた右クロスを捉え切れなかった。「試合を重ねるごとに状態を上げたい」と反省を忘れない。
 越後監督は「パワーがあって、そこにいるだけで脅威になる。これからどんどんコンディションは上がるだろう」と頼もしそうに話す。加入してまだ2週間。伸び盛りの22歳のFWが、どこまで進化を遂げるか楽しみだ。(狭間優作)