仙台はここまで先制された3試合、全て敗れていた。この日も失点すると、イレブンの動きが緩慢に。消極的なバックパス、安易なミスが多くなる。隙を突かれて前半、3点を失った。渡辺監督は「後半は押し込めたのに。一番はメンタルの問題だ」と声を落とした。
 序盤は主導権を握った。下がりめのFWに入った石原が守備に囲まれても粘り強く球を保持し、最前列のクリスランにつなげ好機を演出。だが前半25分、GKのロングボールを受けた鹿島のサイドバック西に、そのまま中央をドリブル突破され、最初の得点を許すと悪癖が顔を出した。
 石原は「ボールを受けたくないのか、味方へのサポートが遅くなる。パスを受けた時に、周囲の何人が動きだしているのか」と、先制された後の問題点を指摘する。劣勢をはねのける気概が見えない。守備の要・平岡は「1点取れば追い付くのに、焦り過ぎてしまう。練習からチーム全体でもっと話し合わないといけない」と強調した。
 リーグ戦3連敗の総失点は13。それでもサポーターは試合後、「俺たちはいつでもここに立っている」と何度もコールしてチームを鼓舞した。「思いに応えないといけない」と渡辺監督。下を向いている時間はない。(狭間優作)