リーグ戦で初めてボランチで先発する可能性が高い奥埜は「より多くボールを受けられる位置。攻撃のリズムをつくりやすいので、個人的にやりやすい」と強調した。同位置で今季全試合にフル出場してきた三田が新潟戦で負傷し、欠場する見込み。チームを救う覚悟を示す。
 カップ戦では5月3日の大宮戦、10日の柏戦でボランチで先発した。もともと攻守の技術は高く、そつのないプレーを披露し「初めてとは思えない出来だった」と渡辺監督を驚かせた。
 富田と組むのは初めてだが、3日のミニゲームでは不安を感じさせなかった。奥埜が「晋伍さんといい距離感を取れた」と満足そうに語れば、富田も「攻めるだけでなくボールを奪ってくれる。違和感なくできた」。攻撃の起点にも守備の防波堤にもなった。
 2人が警戒し、対戦を心待ちにするのが、昨季まで5季仙台に所属したFWウイルソンだ。今季まだ1ゴールだが、5年間近くで見続けてきた富田は「やはり怖い存在。だからこそ抑えたい」。奥埜も「体が強くスピードが速い。テクニックもあるのでしっかり対応する」と気を引き締めた。
 勝てば、1桁順位に上がる可能性がある。三田不在の難局を乗り越え、今後の自信につなげたい。(狭間優作)