プロ2年目の椎橋に大きな好機が巡ってきた。契約上の制約で期限付き移籍元の柏戦に出られないDF増嶋に代わり、3バックの左で先発が濃厚。プロ初のリーグ戦先発を前に「ここで結果を残す。(レギュラー奪取の)チャンスをつかむ」と気合をみなぎらせる。
 28日の紅白戦で椎橋は周囲の先輩に臆せず大声で指示を出し、危なげない守備を披露。攻撃でも前線に鋭いパスを送り、好機を演出した。渡辺監督は「ビルドアップ(攻撃の組み立て)のうまさは(最終ラインの中で)一、二だろう。力を存分に出してほしい」と期待する。
 この1週間は悔しさを胸に練習に励んだ。先発した22日のプレーシーズンマッチ神戸戦。前半6分、相手に背後を取られ、あっさり先制を許した。「やってはいけないことだった。修正をすごく意識した」と語気を強める。
 ボールを保持して前に前にと攻める柏は、神戸戦の反省を生かす格好の相手だ。「準備と予測は僕の本来の強み。今度は隙を見せずにやる」と闘志を燃やす。
 28日の練習前、全国高校総合体育大会出場で来仙した母校、市船橋高(千葉)の朝岡隆蔵監督を訪ねた。「チャンスはめったに来ない。謙虚さを忘れずにやりなさい」。掛けられた言葉を胸に、自身の節目の一戦に臨む。(狭間優作)