椎橋が3バックの左で先発しそうだ。プロ1年目の昨季はけがに泣いたが、今季はリーグ戦5試合にフル出場するなど経験値を高めている。「今年に懸ける思いが一番強いという自信がある」。闘志を胸に大一番に臨む。
 2日の紅白戦では周囲の選手たちと声を掛け合い、連動した守備を見せた。渡辺監督が評価するビルドアップ(攻撃の組み立て)でも存在感を示した。
 鹿島戦は8月のリーグ戦で初先発。濃霧の中、0-2で敗れた試合を振り返り「まとまって勝利に徹するチームで、すごく強かった。僕の背後を狙われ、何本かやられた」と話す。
 クラブ初の4強入りが懸かる第2戦は、その悔しさを晴らす機会にもなる。第1戦は出場機会がなかったが、ベンチから見ていて「(鹿島の選手を)走らせないよう体を寄せることが大事」と感じたという。
 8月31日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦をテレビ観戦し、2点目を奪ったMF井手口と主将のMF長谷部に刺激を受けた。「(井手口の)あの動きはすごい。長谷部選手は、いるといないとであんなに(チームが)違う。僕も存在感のある選手になりたい」
 最終ラインに立つ以上、もちろん無失点を狙う。「フレッシュな力を出してチームに勢いをもたらしたい。攻めの姿勢で臨む」と力強く語った。(佐々木貴)