仙台にとって、悲願のタイトル獲得が遠のく1敗になった。好機を生かし切れず、相手に流れを渡すまずいパターンに陥った。
 「入りは非常に良かった」と越後監督が振り返る前半、安本やフォードが相手ゴールに迫った。すんでのところで粘り強い守備にかわされ、逆に19分、左CKから失点した。
 守りを崩されたわけではなく、後半の反撃を狙った指揮官は「前半は0-1でいいと指示した」。だが、40分と42分に立て続けにミドルシュートを決められ筋書きが狂う。
 勝負の後半はMFの佐々木繭、佐々木美に代えてFWの浜田と小野を投入。前からボールを奪い、パスをつないで果敢に攻めた。開始早々、惜しいシュートを放った浜田は「追い付けると思っていた。サポーターの声援に結果で応えたかった」と振り返る。
 この日までの1週間で3試合という過密日程をこなした。思うように勝ち点を伸ばせず、首位日テレが10日の試合に勝つと、仙台の優勝の可能性は消滅してしまう。
 ゲームキャプテンを務めた嘉数は「反省するところは反省しないと。とても悔しいが、前向きに戦えた」と気持ちを奮い立たせていた。(佐々木貴)