サッカーJ1仙台で7季プレーしたJ2東京VのMF田村直也選手(32)が、サッカー教室とアパレルの2事業を行う会社「TMFC」を設立した。東日本大震災の被災地支援も主眼の一つで、第1弾として12月23日に出身地の東京都多摩市で慈善サッカー教室を開く。東京から第2のホーム宮城・東北にエールを送ろうと意気込む。

 田村選手は中大卒業後の2007年、当時J2の仙台入りし、在籍中に震災を経験。サッカー選手として培った人間関係と発信力を生かして社会貢献しようと今年9月、会社を起こした。
 慈善サッカー教室は「クリスマスチャリティーサッカー教室」と銘打ち、多摩市立陸上競技場で開催。元仙台で現浦和の武藤雄樹選手ら、取り組みに賛同するJリーガー約20人と共に指導する。小学生200人と一般120人を募集中で、参加費1000円の半額を寄付に回す。
 サッカー教室の運営資金と寄付金を募るため今月中旬、自社ブランドTシャツの販売とクラウドファンディング(CF)も開始。Tシャツは震災の記憶が風化しないようにとの願いを込め、左袖に「REMEMBER(リメンバー)3.11」の文字をあしらった。
 Tシャツは税込み3500円で、同社の販売サイトで購入できる。CFは選手のサイン入りスパイクとTシャツなどを4万円で販売することで、運営資金と寄付金への出資を募る。
 集まった善意は仙台ふるさと応援寄付や宮城県サッカー協会、仙台市出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」が開設した東北魂義援金を通じ、震災遺児・孤児らの支援や東北6県の子どものサッカー環境向上に役立てる。
 田村選手は「6年半を過ぎても被災地で踏ん張り、復興のために頑張る人がいる。一人の選手、人間として支援の一助となりたい」と話している。