仙台が最後まで集中を切らさず、アウェーで勝ち点1をもぎ取った。16位の広島が浦和に敗れたため、8季連続のJ1残留が決定。試合後、サポーターからはねぎらいの拍手が湧き起こった。
 序盤から主導権を握り、相手ゴールに何度も迫りながら、前半19分、左CKを長沢に頭で押し込まれ先制を許した。G大阪サポーターの大歓声に包まれたが、イレブンは冷静さを失わず、悪い流れを呼び込まなかった。
 「岳から優しいボールが来た。思い切り打つだけだった」。22分、野津田の左からのパスをエリア手前の奥埜が右足で振り抜いた。強烈なシュートは日本代表のGK東口の両手をはじき、ゴールネットを揺らした。
 後半は石原の立ち位置をやや自陣寄りに変えたことで、相手に主導権を握られた。巧みなパス回しから好機をつくられたが、体を張ってゴールを割らせない。大岩は「あと1点取って勝ち切れるチームになりたかったが、最後までみんなで守れた。監督も成長だと言っていた」と胸を張った。
 残留を決め、仙台は落ち着いて残り3試合に臨める。ゲームキャプテンの大岩は語気を強めた。「一つでも順位を上げるため、一つでも多く勝ちたい」(狭間優作)