「今、サッカーを心から楽しめている」。4日の皇后杯2回戦でゴールを決めたフォードは心身共に充実している様子だ。約2カ月ぶりの2試合連続得点に向け、集中力を研ぎ澄ます。
 9日のミニゲームで仲間から歓声が上がった。こぼれ球を処理しようとしたGKキャメロンの隙を突き、球際に素早く寄せた。激しく競り合ってボールを奪った直後、反転して鮮やかにネットを揺らした。「彼女の所でボールが収まるようになってきた」。越後監督は納得の表情を浮かべる。
 オルカ鴨川のリーグ戦の総失点はわずか12。順位は4位だが、守備力は最も高い。越後監督は「多分引いてくるだろう」と予想する。2回戦と同様、自陣にこもる相手のゴールをこじ開けることが求められる。
 フォードにとって、前の試合はいい予行演習になったようだ。「ボールを回し、チャンスがくるのを辛抱強く待つ。ゴールが決まらないからと、焦ってはいけないことは前回で学んだ」
 11日は23歳の誕生日。「優しいパスを押し込むだけの『ごっつぁんゴール』を決められたら最高。それが私のバースデープレゼントになる」と冗談交じりに語る。形はどうあれ、自らの活躍で節目の一戦に勝利する決意だ。(狭間優作)