サッカーJ1仙台の元選手で、タイ・ディビジョン1リーグ(2部)PTTラヨーンのFW大久保剛志選手(31)=岩沼市出身=が8日、仙台市太白区の秋保工芸の里で映画撮影に臨んだ。
 映画はタイの人気俳優が主演し、同国と宮城県がロケ地。塩釜神社(塩釜市)、青根温泉(川崎町)、JR仙台駅など物語を彩る風景を通じ、県内の観光PRも期待される。
 大久保選手は人捜しをする警察官役で出演。紅葉した木々に囲まれ、約40分間の撮影を無事に終えた。昨年あったタイのドラマ撮影に続く2回目とあって、落ち着いた様子で演技した。
 今夏のドラマ放映以降、大久保選手にはタイの知人から「仙台に行ってみたい」「きれいな街だ」との声が届く。一方、同国では「ツナミ」が広く認知され、東日本大震災被害の記憶も根強く残る。
 「復旧する新しい街の美しさ、復興に力強く歩む人々の姿にも目を向けるきっかけになってほしい」。両国の懸け橋を体現する大久保選手は、上映を心待ちにする。(報道部・千葉淳一)