左ウイングバック永戸が充実した表情で練習に励んでいる。昨季は大卒の即戦力ルーキーとして輝きを放ったが、後半戦はけがで戦線を離脱。新シーズンに向け「人一倍結果を残さないと」と闘志を燃やす。
 キャンプでの状態について「いい感じ。これからもっと上げていきたい」と語る。7日の攻撃練習では、精度の高い鋭いクロスをゴール前へ何度も供給した。
 昨季は前半戦17試合でチーム最多アシストを記録。プロとして手応えを感じ始めたところに前半戦最終節で右足首を骨折し、公式戦に復帰できなかった。
 後半戦の仙台は新システム「3-4-3」が浸透。「チームが強くなっていく中、プレーできない悔しさがあった。サッカーのことを考えると体を動かしたくなるので考えないようにしていた」と苦しかったリハビリ期間を振り返る。
 手応えと悔しさを今季に生かす。「まずはけがをしないこと。でも、怖がるのではなく、やれることを増やしたい」と力を込める。
 現在、DF蜂須賀とMF中野が故障しているウイングバックの定位置争いは激しくなりそう。永戸は「競争の中で自分をアピールするのは選手として当たり前。いかに結果を出せるか、今から意識できるのはありがたいこと」と受けて立つ構えだ。(佐々木貴)