川崎戦は、3バックの中央で開幕から全試合先発した大岩が出場停止となるため、守備の要の穴を残るDF陣で埋める。リーグ戦出場機会がなかった3年目常田の先発が濃厚で、フレッシュなパワーで緊急事態を乗り切りたい。
 20歳の常田にアピールのチャンスが巡ってきた。「悔しい思いをしてきた。自分の力を全て出し切る」と意気込む。出場すればリーグ戦デビュー。金正也とともに3バックで先発しそうな平岡も「僕とジョン(金正也)で引っ張る」と意気込む。
 川崎は攻撃的なパスサッカーが特長。前線の選手が前後左右に細かく入れ替わり、ショートパスを通す。ボールを持たない選手の動き出しにつられ、わずかでもスペースを空けると、一瞬で別の選手に走り込まれ、パスをつながれる。
 「周りとのコミュニケーションが一番大事」と常田。練習では平岡や金正也と声を掛け合ってマークの受け渡しやカバーの意識を徹底した。平岡も「(誰かが)マークを外されても、他の選手が時間を稼げば戻ってこられる」と話す。
 川崎とは過去4年間でリーグ戦3分け5敗と分が悪い。「難しい試合になるのは間違いない」(渡辺監督)相手だが、常田に恐れはない。「昨季の王者に挑み、チーム一丸で戦う」と強気で立ち向かう。(佐藤夏樹)