重い心臓病の拡張型心筋症と診断された福島県棚倉町の生後9カ月の女児中川西祐綺(なかがわさいゆき)ちゃんの両親が15日、福島県庁で記者会見し、米国での心臓移植に必要な2億9000万円を集める活動への協力を呼び掛けた。

 父で会社員の純一さん(29)と母かおりさん(27)によると、祐綺ちゃんは今年1月生まれ。生後3カ月で福島県立医大病院に救急搬送された。7月に転院した大阪府の病院で拡張型心筋症と診断され、小児用補助人工心臓を着用している。
 いち早い移植が必要だが、国内では6歳以下の移植例が少なく、両親は米コロンビア大での移植を決断。提示された手術費などが集まり次第、渡航するという。
 募金活動は、純一さんの同僚らが中心になって15日に設立した「ゆきちゃんを救う会」(事務局・棚倉町)が続ける。街頭募金は19日の白河市内をはじめ県内各地で取り組む予定。
 記者会見には大阪府の病院の担当医も同席した。かおりさんは「この子を失いたくない」と訴え、純一さんは「たくさんの刺激を受けて成長しているわが子のため協力してほしい」と語った。
 寄付金の送り先などは救う会のホームページで紹介している。連絡先は救う会0247(57)5971。