山形県酒田市の黒森日枝神社で15日、厳冬期に屋外で開かれることから「雪中芝居」とも呼ばれる黒森歌舞伎の正月公演があった。
 演目は、戦国武将明智光秀の三日天下をモデルとした「絵本太功記」。第一幕は、本能寺で光秀(演目上は武智光秀)の軍勢を織田信長(同・尾田春長)とその家臣が迎え撃つ場面が熱っぽく演じられた。
 来場客は白い息を吐きながら、演者が花道を渡るたびに拍手を送った。
 黒森歌舞伎は同市沿岸南部の黒森地区に藩制時代中期から伝わる農民歌舞伎。毎年、旧正月に当たる2月に日枝神社に奉納される。
 正月公演は17日もある。3月5日には酒田市民会館でも上演(当日券700円)される。連絡先は黒森歌舞伎保存会事務局(酒田市社会教育文化課)0234(24)2994。