東京電力ホールディングスの佐伯光司常務は28日、青森県東通村役場を訪れ、同社の2017年度の電力供給計画で、東通原発の運転開始と工事再開を「未定」とすると伝えた。未定は東日本大震災後、6年連続。
 佐伯常務は越善靖夫村長と面談し、「ご迷惑とご心配をかけ申し訳ない。一日も早く工事を再開できるようにしたい」と話した。
 越善村長は「同じ話を6年も聞いている。福島の復興を最優先にするため、われわれも耐えてきた。(地域のために)具体的に何ができるかはっきりしてもらいたい」と語った。
 東電は村に原発2基を建設する予定で、1号機は11年1月に着工。17年3月の運転開始を目指していた。震災後、建設工事は中断し、1号機の工事進捗(しんちょく)率は当初ベースで9.7%にとどまっている。