いじめを苦に自殺した岩手県矢巾町の中学2年村松亮さん=当時(13)=が通っていた中学校で15日、村松さんと同学年だった生徒155人の卒業式があった。式後、校長が村松さん宅を訪れ、父親(42)に卒業証書を手渡した。
 証書を受け取った村松さんの父親は「加害生徒がいる式には出席できない。証書を受け取らない選択肢もあったが、一つの区切り。卒業生と認めてもらいよかった。(村松さんの)祖父と一緒に証書を墓前に供え、おめでとうと言いたい」と目を潤ませた。
 村松さんの父親によると、校長は式で「村松さんの冥福を祈りたい。村松さんという仲間がいたことをしっかり心に刻んでほしい」と語ったという。
 村松さんは2015年7月に自殺。町教委の第三者委員会は昨年12月に公表した報告書で、村松さんへの継続したいじめが自殺の一因になったと指摘した。
 町はいじめ根絶を目指し、町いじめ防止対策に関する条例案を町議会3月定例会に提出。可決されれば4月に施行する。