東日本大震災の犠牲者の七回忌に合わせ、岩手県平泉町の中尊寺にこのほど、平和を願って多くの一般市民が折ったハスの花の折り紙が奉納された。県内外の多くの子どもたちが協力し、目標の2万個を大きく上回る7万3308個が集まった。
 「平泉の文化遺産」の世界遺産登録5周年を記念し、町や県の呼び掛けで昨年6月に始まったプロジェクト。町内と周辺自治体の小中学校、公共施設などに折り紙を置き、直径5センチほどのハスの花を作ってもらった。趣旨に賛同した宮城、福島両県や首都圏からも寄せられた。
 中尊寺で11日に行われた七回忌法要に合わせて折り紙の奉納式があり、平泉中3年の伊藤大翔(ひろと)さん(14)ら生徒3人が、山田俊和貫首にハスの花の束を手渡した。伊藤さんは「被災地の一日も早い復興を願い、身近な地域活動に励みたい」と話した。
 ハスの花の折り紙は町内の平泉文化遺産センター、柳之御所資料館にも展示される。