秋田県鹿角市は17日、鳥獣被害防止対策協議会を市役所で開き、昨年5~6月に同市十和田大湯の山林でツキノワグマに襲われたとみられる男女4人が相次いで死亡した事故を受けて実施した同地区への入山禁止や市道、林道の通行止めを新年度も継続することを決めた。
 市農林課、鹿角署、市猟友会などの担当者19人が出席。死亡事故があった現場周辺では昨年、5頭のクマが駆除されたが、他にも複数いる可能性が高いとみられることから、入山禁止などの継続を決めた。
 市は新年度、被害防止策として、クマが人に危害を加えたり多数出没したりした地域に監視カメラを設置し、クマの侵入経路の特定や行動把握に努める。市職員や猟友会会員らが野生鳥獣の捕獲などをする「鳥獣被害対策実施隊」の設置に向けた協議も進める。
 市農林課の担当者は「危険な区域に入らないよう住民に周知するほか、事故が発生した場合は早期の対策で被害の拡大防止に努めたい」と話した。