東日本大震災で住民40人が犠牲になった宮城県気仙沼市唐桑町の大沢地区で19日、震災から6年に合わせ、慰霊碑が除幕された。
 慰霊碑は高さ約1.5メートル、幅1.8メートルの御影石製。大沢自治会が市の補助制度も活用し、高台の集団移転団地に通じる道沿いに建立した。犠牲者全員の名前が刻まれている。
 遺族ら約180人が参加した除幕式で、千葉清人自治会長(65)が「無念さや追悼の気持ちをずっとこの地にとどめておきたい」とあいさつ。全員で黙とうした後、碑の周りにシバザクラを植樹した。
 遺族を代表し、あいさつした星真一郎さん(75)は妻陽子さん=当時(67)=の行方が分かっていない。星さんは「ここは遺族にとって心の傷が癒やされる場所になる。悲劇を繰り返さないためにも、震災の経験を後世に語り継いでいく」と誓った。