東北楽天の重量打線はつながらなかった。今季初めて3外国人を先発で並べた新オーダーは12残塁と好機を幾度もつぶした。「大量得点も狙える」と見込んで送り出した梨田昌孝監督はやりきれない表情だった。
 「一本打てたら展開が変わった」と梨田監督が嘆いたブレーキは3番ウィーラーだった。一回無死二、三塁、五回無死満塁で回った打席はいずれも走者をかえせずに凡退した。
 2番ペゲーロが3打数2安打、ウィーラーが3打数1安打、4番アマダーが犠飛二つで2打点。個々の数字だけ見ると結果を出したようだが、快音が続かない。八回まで毎回走者を出しながら適時打は出なかった。
 試合前のチーム打率は1割9分8厘で12球団最低。安打がなかなか出なかった状況から、この日はチームで12安打を放ち、半歩前進したとも捉えられる。
 右脚の痛みで戦列を離れていたペゲーロが復帰2戦目、WBCメキシコ代表だったアマダーは復帰初戦。監督は「(動きは)大丈夫そうだ」と悲観はしていない。
 助っ人を3~5番で並べる構想もあり、シーズン中の起用も「ないわけではない」と梨田監督。機能すれば脅威になるのは間違いないのだが。(剣持雄治)