宮城県気仙沼市は21日、離島・大島で市が建物を無償提供している民間診療所「大島医院」の常駐医師に、同市出身の森田良平医師(52)が内定したと発表した。今月末で山本馨医師(72)が退任するため、市が後任を募集していた。6月1日に開業する予定。
 森田医師は千葉県船橋市在住。民間病院の救命救急センターなどを経て、長谷川病院整形外科(千葉県八街市)に勤める。開業後の診療科目は内科と整形外科で、大島小、中の学校医も務めるという。
 市は昨年12月、大島と本土をつなぐ大島架橋が完成する2019年春ごろまでの勤務を条件に後任医師を募ったところ、2人が手を挙げ、最初に応募した森田医師に決まった。
 大島医院は島唯一の医療機関。森田医師が開業するまでの4、5月は医師不在となるが、市は保健師らを派遣して健康相談会や戸別訪問を行う。健康相談会は大島公民館で毎週月、木曜の午前10時15分~午後0時15分に実施する。
 大島には2月末現在で2599人が暮らす。菅原茂市長は「架橋までの医療態勢にめどが立ち、島民も安心できる」と歓迎した。