任期満了に伴う秋田県知事選は9日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の佐竹敬久氏(69)=公明・社民支持=が、無所属前職の元参院議員寺田典城氏(76)、共産党新人の元県議山内梅良氏(69)を大差で破り、3選を果たした。
 投票率は56.83%で、選挙戦となった2009年の知事選(67.39%)に比べて10.56ポイント低下。過去最低だった05年(63.0%)を6.17ポイント下回った。
 佐竹氏は2期8年の実績に加え、市町村との良好な関係をアピール。航空機や自動車産業の県内集積を促進して雇用創出を図り、若者の県内定着を進めることなどを公約に掲げた。「従来の政策展開による成果が出ている」として県政継続を訴えた。
 自民党県連の支持のほか、連合秋田の推薦を得た。市町村長や県選出国会議員の支援も受けて強固な支持基盤を築き、幅広い層から確実に票を集めた。
 寺田氏は情報公開の徹底による開かれた県政を目指すと強調。「県議会となれ合いで物事を進める佐竹県政を4年間続けたら、秋田は駄目になる」と刷新を訴えた。現県政への批判票を一定程度取り込んだものの、浮動票の掘り起こしにはつながらなかった。
 山内氏は県議3期の経験を掲げ、若者支援と子育て支援策を公約とした。「現県政でも前県政でもない、庶民派の県政に転換すべきだ」と訴えたが、党支持層以外に浸透しなかった。
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の知事選だった。当日の有権者は87万9178人。