小売電気事業会社「青森県民エナジー」(八戸市)は10日、再生可能エネルギーを買い取り、電力販売事業を始めると発表した。5月から申し込みを募り、6月に一般家庭用、7月に事業所用を供給する。
 同社は1月設立。小売電気事業者として県内で初めて県全域を供給対象とした。資本金は900万円で、青森県民生協(青森市)が16.7%を出資している。
 電力は当面、同県大間町の風力発電「市民風車まぐるん」から買い取る。供給電力のうち、再生可能エネルギーの割合は最大7割、最少でも3割を目指す。
 一般家庭用は生協組合員のみ契約できる。基本料金は東北電力と同じだが、使用量に基づく料金は3%安く設定する。
 富岡敏夫代表取締役は「県民の電力の選択肢に『自然エネルギー』が加わった。エネルギーの地産地消にもつなげたい」と語った。