9日投開票された秋田県知事選は、無所属現職の佐竹敬久さん(69)が、無所属前職の元参院議員寺田典城さん(76)、共産党新人の元県議山内梅良さん(69)を圧倒。同日選となった秋田市長選は、無所属現職の穂積志さん(60)が無所属新人の元県議丸の内くるみさん(72)を退け、ともに現職が3選を果たした。選挙戦で佐竹さんと穂積さんが秋田市で「二人三脚」で遊説する場面もあり、人口減少時代を見据え県市連携の必要性を訴えてきた。
 同市川尻町の佐竹さんの事務所には、一部の市町村で開票作業が始まった午後8時ごろ、当選確実の知らせが入った。佐竹さんが妻睦子さん(69)と事務所入りすると、詰め掛けた支持者から大きな拍手が起こった。
 佐竹さんは「多くの県民から負託を受け、プレッシャーを感じる。4年間、全力で県政を進める」と支持者に強調した。
 同市寺内の穂積さんの事務所も、早々に当選確実の一報に沸いた。穂積さんは「多くの応援があったからこその勝利」と感謝した。
 民間が大型商業施設を計画する市郊外の外旭川地区は、穂積さんへの支持が厚い地域。誘致を望む住民が慎重な姿勢を保つ穂積さんから離反する懸念もあったが、最終的には大差で突き放した。
 佐竹さんと穂積さんは、合同で個人演説会を開くなどして距離の近さをアピールした。穂積さんは「若い世代が希望を持てる政策を打ち出すには、県市連携がより重要だ」と一層の強化を誓った。