北海道函館市の医療法人「雄心会」が運営する「青森新都市病院」が青森市のJR新青森駅近くに完成し、14日、内覧会があった。雄心会によると、道南の医療法人が青森県内に病院を新設するのは初めて。5月8日の外来診療開始を前に、住民ら約1000人が最先端の医療機器を備えた施設を見学し、医療面での青函連携に期待を寄せた。
 診療科目は形成外科や歯科など13科目。病床数は191床。地下1階、地上7階で延べ床面積約1万7000平方メートル。常勤医師14人を含む約300人体制で運営する。東京慈恵医大の医師も非常勤として勤務する。
 雄心会は、2013年から経営難に陥った青森市内の2病院を運営。ただ、市内には急性期患者に対応する病院が少なく、新病院の開設を決めた。
 東北で仙台市内にしかないという高精度放射線治療装置「ノバリス」や音のしない磁気共鳴画像装置(MRI)など最新機器を配備した。青森市内に専門医師が少ないカテーテル手術では、函館市から脳神経外科医の派遣も想定する。
 移転開設準備室の狩野利夫室長は「函館の病院にもない設備があり、道南の患者の利用も考えられる。新幹線の駅に近く、医師が移動しやすい」と話した。
 見学した近くに住む主婦加藤美智子さん(62)は「最先端の機器ばかりで驚いた。近くに大きな病院ができるのはありがたい」と期待した。