青森県漁連は陸奥湾の密漁を防ごうと、24時間体制の監視システムの運用を始めた。近年、被害が目立つナマコの密漁防止などに役立てる。
 監視システムは、陸奥湾各地に設置したカメラ15基を使い、県漁連内の監視センターで湾内に不審船がいないか常時モニターする仕組み。運用開始は今月1日。
 不審船と判断した場合、警察などの関係機関に通報する。整備費用は約3億円で、2分の1は国の補助金を活用した。
 2016年の陸奥湾の漁獲高は約295億円。うちナマコは約23億円と1割に満たないものの、中国向けの需要拡大で価格が高騰し、密漁被害も出ている。
 県漁連の熊木正徳参事は「密漁防止だけでなく、海難事故防止にもつなげたい」と話した。