「銀鱗(ぎんりん)」の銘柄で知られる秋田市の酒造会社、那波商店が製造・販売する日本酒「kurukuru(くるくる)」が人気を集めている。熟成度合いの異なる4種類の商品に、「トリプルアクセル」などフィギュアスケートのジャンプ名を付けた。日本酒にはない意外なネーミングと、すっきりとした飲み口が好評だ。
 同社は酒米をすりつぶす工程で「回転ドリル」を使うことから、「幸せが回ってくるように」との思いを込めてkurukuruを昨年発売。純米吟醸酒2種類計1000本が約1カ月で完売した。
 2年目の今年は「搾りたて生」「無ろ過生」「1回火入れ」「ひやおろし」の4回に分けて販売。「くるくる」と飛ぶフィギュアスケートのジャンプから連想し、それぞれ「シングル・ルッツ」「ダブルトゥループ」「トリプルアクセル」「4回転サルコウ」と名付けた。
 2月にシングル・ルッツ、4月に入ってダブルトゥループを各1000本出荷し、どちらも完売。トリプルアクセルは7月上旬、4回転サルコウは9月上旬に販売を予定する。
 担当者は「日本酒になじみがない人にも手に取ってもらおうと命名した。浅田真央さんが引退し、ファンから『関係あるのか』と問い合わせもあるが、全くの偶然」と説明する。
 いずれも秋田県産の酒造好適米「秋田酒こまち」を100%使用。720ミリリットル入り1本1380円(税込み)。予約販売はしていない。連絡先は那波商店018(845)1260。