山形市にスケートボードのトップ選手を目指す双子の選手がいる。今春に同市金井中を卒業し、山形城北高に入学した15歳の斎藤剛選手と烈選手。昨秋の国内大会で好成績を残した兄の剛選手は今季、プロ活動が始まり、弟の烈選手も来季のプロ入りを狙う。スケートボードは2020年東京五輪の追加種目に選ばれ、2人は「出場を目標にしたい」と意気込む。
 剛選手は昨年10月に東京であった日本スケートボード協会(AJSA)主催の全日本アマチュア選手権で5位入賞。板を操り、手すり、斜面などを利用した滑りや跳躍の技を競う大会で、決勝進出の8人に与えられるプロ資格を得た。烈選手は大会直前に右足首を痛めたことが響き、予選を通過できなかった。
 剛選手は同選手権を「2回挑戦できた予選は、2回目に全国大会で初めてノーミスでできた。準決勝は一つの技だけ失敗して、ぎりぎり8位で決勝進出した」と振り返る。決勝では順位を三つ上げ「ほぼミスはなかったが、あと一つ二つは上に行きたかった」と悔やむ。
 2人は金井小入学後に競技を始めた。山形県寒河江市の寒河江スケートパークなどで練習を積んで着実に成長。4~11月のシーズン中はほぼ毎日、オフシーズンも週1、2回は板に乗って競技力を培ってきた。
 164センチの剛選手は「スピードを出して滑るのが持ち味」。173センチの烈選手は「技を大きく見せるダイナミックな滑り」と特長を語る。
 東北で活動する現役プロ選手は「数人程度」(剛選手)だが、全国では年下を含め同年代の選手が力を付けており、烈選手は「中でも関東のレベルが高い」と刺激を受ける。
 ともに練習に励む2人。3年後の東京五輪に出場するには、まず国内でトップクラスに入る必要がある。
 剛選手は「今季はプロの大会で決勝に残りたい」、烈選手は「けがをせず、技を全部成功させてプロになる」と兄を追う。高校3年間で夢の舞台に向けて歩みを進める。