東京電力福島第1原発事故で一時全町避難した福島県広野町の自動車、産業機械向け部品加工の広野製作所は18日までに、事業を停止し、破産申請準備に入った。東京商工リサーチいわき支店によると、負債総額は約7億6000万円。
 同支店によると、広野製作所は2013年に原発事故の影響で閉鎖が決まった園部製作所(東京)福島工場の元従業員らが設立した。
 工場施設を買い取って操業し、15年4月期には10億1200万円の売上高を計上。しかし先行投資の負担が重く、16年4月に主力取引先との取引が途絶え、資金繰りが悪化した。
 福島県によると、同社は13年度、産業復興などを担う企業向けの「ふくしま産業復興企業立地補助金」6億4600万円を受けた。