花巻空港(岩手県花巻市)の2016年度の利用者は、定期便とチャーター便を合わせて計約41万7000人となり、東日本大震災直後の11年度から6年連続で増加した。国内定期便の名古屋線が3便から4便になったことなどを要因に、06年度以来10年ぶりに40万人を突破した。
 県のまとめでは、16年度の利用者は前年度に比べ1万7703人(4.4%)の増加。札幌、名古屋、大阪、福岡の国内定期便4路線は、1万7293人(4.4%)増の40万8488人だった。
 昨年12月~今年2月を除く期間で増便した名古屋線は1万8733人(15.6%)の大幅増で、13万8767人となった。利用率は、機体を大型化した札幌線の利用実績が低調だった影響で、全体としては65.5%(5.3ポイント減)にとどまった。
 台湾、タイを結ぶ国際チャーター便は前年度比7.1%減の5634人。日本人も利用できる台湾への定期チャーター便(22便)の減便が影響した。
 台湾線を運航する中華航空は、業績不振で解散したトランスアジア(復興)航空の路線引き継ぎを理由に、今春の季節定期便就航と定期チャーター便運航を見送った。
 岩手県空港課は「花巻空港は北東北の観光拠点として需要がある。引き続き国内線の利用拡大を目指し、国際線定期便化の要望を続けたい」と話す。