山形県米沢市の小野川温泉の女将(おかみ)会が20日、同市の老舗みそ醸造会社で、各旅館の料理に使う手作りみその仕込みを行った。
 毎年春と秋に行っている恒例の作業。この日の春仕込みでは、そろいの作務衣(さむえ)に身を包んだ若女将6人が、米こうじをもみほぐした後、塩を混ぜ込み、小野川温泉の温泉水とゆでた大豆を混ぜ合わせてみそ玉を作り、木おけに勢いよく投げ込みながら仕込んでいった。
 慣れた手つきの女将たちは時折、「いいみそに育ってよぉ」などと言いながら和気あいあいと作業を進めていた。
 今回仕込んだみそは約600キロ。秋ごろには出来上がり、各旅館の料理で使われるほか、「手づくり味噌(みそ) 女将仕込」の商品名で小野川温泉街の土産品として販売される。
 女将会副会長の佐藤梨絵さん(37)は「女将の愛情がたっぷりこもった手作りみそ。お客さんからも好評の味です」と話していた。