東日本大震災で被災した宮城県東松島市の大曲地区で、犠牲になった子どもらの慰霊と復興の願いを込め、約1100匹の青いこいのぼりが掲げられた。

 家族4人を津波で亡くした東松島市の市職員伊藤健人さん(24)が、弟の律ちゃん=当時(5)=を追悼しようと2011年に企画。支援者らの協力で毎年、律ちゃんが好きだった青いこいのぼりを飾るプロジェクトを続けている。
 こいのぼりは全国から寄せられた。子どもを亡くした親が「天国にいる子に見せたい」と送ってくるケースもあるという。

 春風になびくこいのぼりの群れの下で、和太鼓の演奏などもあった。伊藤さんは「過去を見詰め、未来を向く一日。今後も続けたい」と語る。
 仙台市太白区から夫、子ども2人と訪れた主婦佐川美喜さん(37)は「被災地を訪れる機会が少なく、こうした企画はとてもいい」と話した。