世界で最も種類が豊富なクラゲ展示で知られる山形県鶴岡市加茂水族館が、成長すると傘がヒョウ柄になる「ヒョウガライトヒキクラゲ」の飼育展示を始めた。一般向けの公開展示は世界で初めて。共同で採集し、繁殖させた新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)、北里アクアリウムラボ(相模原市)との同時公開となる。
 加茂水族館で展示しているのは直径約6センチの生体。今は水玉模様の傘が、大きくなるにつれてヒョウ柄に変化するという。
 ヒョウガライトヒキクラゲは1914年の発見以降、生息報告がなかった。広島大や北里大、加茂水族館の合同チームが昨年9月にフィリピン西部の河口域で十数体を採集し、繁殖に成功。3館で今月1日に公開を始めた。
 フィリピンで生息調査をした加茂水族館の池田周平さん(30)は「フィリピンでは最大20センチほどの個体を確認できたが、どこまで大きくなるかなど不明なことばかり。飼育展示を通じて生態の解明に力を入れたい」と話す。