福島県葛尾村で11日、「ツール・ド・かつらお」が初めて開催された。県内外から約160人が参加し、東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が解除(一部を除く)されてから1年となった村内を自転車で走った。
 小学生から70代までの参加者は青空の下、野山や田園が続く起伏に富んだ1周30.8キロのコースを、沿道からの声援を受けながら疾走。交通量が少ない約4キロの勾配ではタイムトライアルも行われた。
 いわき市の接骨院経営鈴木実さん(65)は「田んぼで作業する人が見えた。思っていたより復興が進んでいると感じた。天気に恵まれて風も爽やかで、気持ちよかった」と話した。
 葛尾村の避難指示は昨年6月12日、帰還困難区域を除いて解除された。イベントは村と郡山市のスポーツ競技運営会社が企画した。同社によると、今後も年2回のペースで、村内で自転車レースを続ける予定。