東北経済連合会と北海道経済連合会は、昨年3月26日の北海道新幹線(新青森-新函館北斗)開業が、会員企業に与えた影響などを調べた共同アンケート結果をまとめた。「プラスの影響」「どちらかと言えばプラスの影響」があると回答した企業は24.8%にとどまった。一方、2030年度末に予定される札幌延伸時の予測ではプラス影響が38.3%に増え、早期延伸への期待感がにじんだ。
 地域別では開業後のプラス影響は東北18.0%、北海道39.0%。札幌延伸時ではそれぞれ27.7%、60.7%に上昇した。
 全体的に、北海道企業の関心が高かった。道内で見ると道南地域がより高く、それ以外の地域は札幌延伸時の期待が大きかった。東北では青森県と他県で大差はなかった。
 開業後のプラス効果(複数回答)は、全体で「特にない」が47.0%で最多。「交通利便性の向上」25.7%、「観光客の増加」25.5%が続いた。札幌延伸時は他に「ビジネス客の増加」「商取引の増加」の回答が増えた。
 開業後の具体的な取り組みの有無(同)は、「特にない」が80.2%を占めた。次いで「情報収集・市場調査」が14.1%と様子見の姿勢がうかがえた。
 東北と北海道が連携して取り組むべきこと(同)は「新たな観光ルートの開発」62.5%、「情報発信」54.7%、「経済・文化面における連携」49.1%などの順。利便性向上に期待すること(同)は「所要時間の短縮」50.4%、「二次交通の整備」46.9%などだった。
 東経連が会員企業880社のうち337社、道経連が474社のうち159社から回答を得た。