東日本大震災後の地域経済を担う人材を育成しようと、大船渡商工会議所が主催する「ビジネスアカデミー」が13日開講した。経営のプロを講師に招き、地元企業の経営者や後継者、幹部候補を徹底指導する。
 アカデミーでは経営計画や財務、マーケティングなどを学ぶ。博報堂、日本政策投資銀行、監査法人トーマツなど大手企業のスタッフ、地元の先輩経営者が講師を務める。
 受講生は建設、運送、酒造会社などで経営に関わる20~50代の12人。第1回講座では先輩経営者が経営理念や震災対応について語り、地元の産業史を学んだ。
 受講生の大船渡印刷の新沼恵利子部長は「顧客の減少や事務書類のOA化で落ち込んだ売り上げが戻らない。基本や仲間づくりの手法を学び、新事業を立ち上げたい」と話した。
 講座は月1回で、11月まで計54時間。トーマツ社員による個別指導もあり、経営方針や中期経営計画(骨子)を策定し、その後も経営を支援する。大船渡商議所の米谷春夫副会頭は「事業は人なり。新しい時代に適応した勉強を一生懸命してほしい」と激励した。