岩手・宮城内陸地震の発生から丸9年の14日、震源に近い岩手県一関市の本寺小と厳美小の児童42人が、地震で崩落し、今は災害遺構として保存されている国道342号の旧祭畤(まつるべ)大橋周辺を清掃した。
 子どもたちは、崩落橋を一望する展望スペース周辺でごみを拾い、雑草を抜いて片付けた。揺れの激しさを物語るアスファルトがめくれ上がった旧道やほぼ垂直に崩落した橋を見学道路から観察し、橋が落ちた時の説明に耳を傾けた。
 本寺小は毎年6月14日、災害遺構を訪れて清掃と防災学習を続けてきたが、児童数の減少により本年度末で休校になる。このため、最後の清掃を統合先の厳美小と共に行うことにした。
 本寺小の佐々木竜哉校長は「厳美小でもこうした取り組みを引き継いでほしい。災害への心構えができる子どもたちを育て、地震を風化させずに伝えていきたい」と話した。