東日本大震災で被災、休館していた岩手県山田町の「鯨と海の科学館」が、施設の復旧や展示品の修復を終えて7月15日に再オープンする。震災前と同規模の展示内容を維持し、新たに施設の復旧復興の様子を紹介する。
 科学館は津波で床上約5メートルまで浸水。外壁などが損傷し、2000点あった展示用資料の半数近くが流失した。呼び物だった世界最大級のマッコウクジラの骨格標本(体長17.6メートル)は、土砂をかぶったものの大きな損傷はなかった。
 スタッフは、東京海洋大や800人を超える市民ボランティアと共に展示品を洗浄、修復に取り組んできた。復旧費約9億2000万円は、災害復旧費と復興交付金を活用した。
 湊敏館長は「皆さんの支援でようやく再開までこぎ着けることができた。訪れる人が楽しく、癒やされる空間にするので期待してほしい」と話した。
 再オープンの7月15日は入館無料で午前10時から。通常の開館は午前9時~午後5時。火曜定休(祝日は開館)。入館料は一般300円(小中学生150円、高校生、大学生200円)。連絡先は0193(84)3985。