仙台市宮城野区岡田の新浜地区は藩制時代から続く集落。慶長三陸地震(1611年)の津波で塩害を受けた湿地を、先人が切り開いた歴史を持つ。それから4世紀。東日本大震災で被災した集落は、また立ち上がろうとしている。
 キーワードは「地域の魅力」。再発見してもらってにぎわいにつなげる復興イベント「新浜の渡し船とフットパス」が今月11日、スタートした。
 参加した約70人はまず、渡し船に乗って貞山運河を進んだ。運河沿いに残る集落ゆかりの石碑群を見学した後、砂浜で津波から再生した植物を観察した。
 津波で集落の家は流失したが、「浜の絆は流されなかった」と船頭を務めた町内会の瀬戸勲さん(74)。地域の手作りで盛り上げていく。毎月1回開催し、次回は7月9日。連絡先は遠藤源一郎さん090(4630)8344。
(写真部・佐々木浩明)