秋田市を拠点に自殺対策に取り組んでいるNPO法人「蜘蛛(くも)の糸」の設立15周年を記念したシンポジウムが、同市の遊学舎で開かれ、秋田県内外から約120人が参加した。
 東京のNPO法人「日本自殺対策支援センター ライフリンク」の清水康之代表が、「日本の自殺対策のこれから」と題して基調講演した。昨年改正された自殺対策基本法などに触れ、「誰もが生きる道を選択できることを、地域挙げて支援するのが自殺対策の本質だ」と訴えた。
 蜘蛛の糸の佐藤久男理事長も「秋田モデルのこれから」について講演。県内の年間の自殺者数を2016年の240人から200人以下にすることなどを今後の目標に掲げた。
 県内では、「秋田モデル」として民学官連携で自殺対策が進む。佐藤理事長は「県民の命を守る総合対策であって、みんなで取り組まなければならない」と連携の意義を強調した。