東海大山形高(山形市)を運営する「東海山形学園」が、吉村和文理事長(57)が社長を務めるケーブルテレビ会社(同)に設備資金3000万円を貸し付けたことを巡り、5日の山形県議会6月定例会の総務常任委員会で、学園の意思決定や県の対応を疑問視する声が相次いだ。
 今井栄喜委員(自民党)は「民間会社が私立学校に融資することはあるが、今回はその逆だ」と疑問を呈した。今井委員は「法的な問題がなくても、県内の私立学校関係者に大きな衝撃が走ったはずだ。行政として指導すべきではないか」と注文を付けた。
 「理事長が経営する会社に融資した場合、利益相反行為になるのではないか」とただしたのは田沢伸一委員(自民党)。県学事文書課の遠藤隆弘課長は「学校法人は独立して経営しているので、一つ一つの事業を確認できない。毎年度、監査報告書を見る限り、(融資の)契約は適正と考えている」と説明した。