東日本大震災で被災した宮城、福島両県に義援金として匿名の女性から1000万円ずつ寄付があったことが6日、分かった。岩手県も同額の寄付を受けたと5日に発表しており、被災3県がいずれも6月末の同じ日に紙袋入りの現金の寄付を受けていた。
 宮城県は6日発表した。匿名の個人からの震災義援金としては最高額という。
 6月27日午後2時45分ごろ、60歳ぐらいの女性が県庁7階の社会福祉課を訪れ、寄付を申し出た。担当職員が受領書を発行しようと執務室に案内したが、女性は紙袋を手渡し、名乗らずに立ち去った。県の担当者は「女性の希望通り、被災市町に配分し、被災者の生活支援に充ててもらう。感謝したい」と話した。
 福島でも50~60代とみられる女性が同日午後4時ごろ、県庁内の社会福祉課を訪れ、「匿名で」とだけ言って職員に紙袋を手渡し去った。現金は包装紙でくるまれ、菓子の手提げ袋に入っていた。慌てて職員が追い掛けたが、見失った。
 同課の担当者は「宮城と岩手でも同じような寄付があったと知り、2度びっくり。震災から6年がたっても被災地を忘れない人がいるのはありがたいこと」と話した。
 岩手では同日午後1時ごろ、60代後半ぐらいの女性が県庁に紙袋を持参し寄付した。