山形県米沢市教委は7日、同市花沢町で進めている花沢A遺跡3次発掘調査の中間報告現地説明会を開いた。縄文時代中期(約5500~4500年前)の土坑(どこう)と大量の土器破片が見つかっており、大規模な集落が形成されていたとみられる。
 花沢A遺跡はJR米沢駅西側の約4万平方メートル。3次調査の対象面積は約5000平方メートルで、宅地造成に伴い6月に始まった。
 広場と考えられる約800平方メートルでは、形態別に4種類の土坑計約60基が約18平方メートルの範囲を取り囲むように点在しているのが確認された。イノシシなどの獲物の落とし穴や墓、食糧の貯蔵などに使われたと考えられる。土器の破片は現時点で数百点に及ぶ。
 東隣の約2600平方メートルには約30棟の住居跡があった。市教委文化課の手塚孝主任は「住居と土坑を意図的に離しており、広場は祭祀(さいし)的意味合いがあるのではないか。山形県内では見られない遺構」と説明する。
 調査は10月初めまで行われ、9月に現地説明会が開かれる予定。