全国メロンサミットが8日、山形県鶴岡市のホテルで始まった。全国14の産地の生産者や首長ら約250人が集まり、消費量や後継者の減退などメロン生産を取り巻く課題と対策を考えた。
 東北からは同市のほか、つがる、岩沼、酒田の3市と山形県遊佐町が参加。農園経営者や農林水産省職員ら4人が講演し、先駆的な取り組みなどを報告した。
 難しいとされてきたメロンの水耕栽培システムを開発したまちだシルク農園(東京都町田市)の林大輔社長は「根が腐らないよう水の流れ方に知恵を絞った。糖度15度超のメロンが1株当たり約60個実る栽培方法を確立できた」と紹介した。
 NPO法人・青果物健康推進協会(同渋谷区)の近藤卓志事務局長は「成熟した消費社会では、購入してもらう動機付けはモノだけでは難しい。食べ方やファッション性といった(体験やサービスを楽しむ)『コト』と一緒に売る提案を考えてほしい」と述べた。
 9日は鶴岡市小真木原公園に会場を移し、来場者が各地のメロンやメロン加工品を味わえるイベントが開かれる。
 サミットは静岡県袋井市や茨城県鉾田市など全国の産地でつくる実行委員会が2015年に始め、「メロンの日」(毎月6日)制定などに努めてきた。東北開催は鶴岡市が初めて。