岩手県遠野市の特産ホップを観光資源として活用する「ビアツーリズム」の展開を目指し、ホップ畑で名物のジンギスカンを食べるイベントが9日、市内であった。小規模醸造所の建設とクラフトビール造りに向けて活動する地域おこし協力隊員が企画した。
 岩手県内や東京から12人が参加。ホップ生産者を交え、高さ約5メートルの緑のつるに囲まれながら遠野産ホップが原料の冷えたビールと熱々の肉を頬張った。この時期に咲く花も観賞した。
 北上市の酒類販売業星翔太さん(26)は「ビールを売る側として生産者の話は勉強になった。ホップ畑を会場に、そこで収穫されたホップを使ったビールを楽しむというストーリーを味わえた」と笑顔で話した。
 醸造所は来春の開設を予定し、準備が進む。隊員の袴田大輔さん(29)は「ホップを生かした、遠野でしかできないツアーの魅力や可能性は十分にある。収穫体験など内容を変えながら定期的に開催し、ファンを増やしたい」と語った。