東北森林管理局(秋田市)は13日、福島を除く東北5県のブナの開花状況と結実予測を発表した。平年並みの「並作」は青森だけで、宮城と山形が「大凶作」、岩手と秋田は「凶作」となる見通し。5県とも大凶作だった昨年に続き、厳しい予測となった。
 管内である5県の144地点を5~6月に目視で調べた。約3割の44カ所は花が付いていない「非開花」で、木全体に花が付く「全体開花」は青森4地点、岩手1地点のみだった。実を付ける秋に結果を調べるが、好転する可能性は低いとみられる。
 ブナの実は冬眠前のツキノワグマの餌の一つで、凶作となった場合、クマが餌を求め人里に出没する可能性が高くなる恐れもある。
 野生動物管理学が専門の青井俊樹岩手大名誉教授(66)は「ブナは7年程度の周期で豊作となるほかは凶作で、ミズナラやクリの実がなれば、ブナが凶作でも過剰に反応する必要はない」と指摘する。