九州北部の豪雨や昨年8月の台風10号による水害を踏まえ、秋田地方気象台は14日、大雨の特別警報を発表する際の自治体との連絡体制を確認する訓練を実施した。同様の演習は東北6県で初めて。
 気象台のほか、仙北市と秋田県藤里、羽後両町が参加。発達した帯状の雨雲が流れ込む「線状降水帯」ができ、経験したことのないような非常に激しい雨が局地的に降り続いていると想定した。
 災害で電話がつながらない事態を考慮し、和田幸一郎気象台長が携帯電話やインターネットのテレビ電話で3市町長と連絡。首長は住民の避難判断への助言を求め、和田台長は降雨の見通しを伝えるなどした。模擬記者会見も行い、情報共有の体制を確認した。
 和田台長は「初めての試みで課題も分かった。気象台と自治体が連携し、県民の防災意識を高めたい」と話した。