日本女子は前日のセルビア戦の敗戦を引きずり、試合前練習で覇気がなかった。「やる前から顔が暗い。これからやるんだから」と中田監督が珍しく選手を整列させて鼓舞した。コートに立った選手は見違えるような姿で躍動した。ブラジルから白星を挙げたのは6年前のワールドカップ以来のことだ。
 連係がかみ合わない相手の隙を突き、先発起用されたセッター佐藤(日立、秋田・聖霊女短大付高-嘉悦大出)がうまく攻撃をリードした。古賀に集めて第1セットを奪うと、第2セットも26-24でしぶとくものにする。佐藤らのサーブも効果的だった。
 続く2セットを落として最終セットまでもつれたが、長いラリーを制すなど集中力は最後まで切れなかった。ブラジルのギマラエス監督に「日本は冷静にプレーした。決定率もよく、トス精度のレベルも高い」と言わしめた。
 前週のオランダ大会に続き、仙台でも2勝1敗と白星を先行させた。「競った試合を取れたのは収穫になる」と佐藤。この勝利を1次リーグ最終週の香港大会につなげたい。